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7インチタブレットが文鎮化したため、新しい携帯サイズのタブレットが欲しくなった。
Teclast社の11.6インチタブレットが非常に良かったので、同じTeclast社の8インチAndroidタブレットを入手することにした。
目次
製造メーカー teclast社
ホームページがこちら。
入手先
teclast社のtabletは色々なところで入手できる。
今回、入手したのは、日本のAmazonの販売業者きみのためから。
注意点-製造時期で仕様に違いがある
私が入手したモデルは、D4C5だった。現行モデルはD4C6のようなので、以下の点で仕様に違いがあるので注意が必要だ。
D4C5 (入手したモデル) | D4C6 (現行モデル) |
|
---|---|---|
WiFi | 2.4GHz/5Ghz対応 | 2.4GHzのみ |
中華アプリ | 必要最低限 | 多数インストール済 |
GPU | MTK Sapphire650 | Mail-T720 |
上記を見てもわかるとおり、入手したD4C5モデルの方が現行モデル(D4C6)よりも高スペックに思える。
スペック
デバイス情報確認アプリ「AIDA64」、「AnTuTu3DMark」、「CPUX」で、スペックを確認した。
製造元 | Teclast |
モデル | P80h(D4C5) ※現行モデルはP80h(D4C6) |
OS | Android V5.1(Lollipop) API Level 22 |
CPU | MTK(MediaTek社) MT8163 ARM A53 1.3GHz 4Core(Quad Core) 64bit |
GPU | MTK(MediaTek社)Sapphire650 ※Mail-T720ではない点に注意 |
RAM | 1GB 実容量:969MB |
ROM | 8GB 実容量4459MB 空き容量:3124MB(デフォルト) |
ディスプレイ | 1280×800(210 dpi) 7.19インチ |
リア・カメラ | 写真:2.2 MP(1920 × 1152) 動画:2.1 MP(1920 × 1088) |
フロント・カメラ | 写真:4.9 MP(2560 × 1920) 動画:0.3 MP(640 × 480) |
WiFi | 2.4GHz/5.0GHz対応 |
バッテリー容量 | 3400mAh |
OTG | 対応(USB2.0準拠) |
GPS | 対応 |
NFC | 非対応 |
現行モデル(D4C6)に比べて、カメラの性能がアップしているように思われる。GPUも推測だが、Sapphire650の方が良い感じがする。
ROM(ストレージ容量)は8GB、実容量4.4GBだが、約541MBのサンプル動画ファイルとサンプル画像ファイルが入っている。一括削除して空き容量を増やしておくのが良い。
セット内容
本体のほか、充電用MicroUSB-USBケーブルと簡単な英語の取扱説明書が付属している。
外観
色は白、厚みは5mm程度で薄型になっている。
ポート類は、上部に充電用MicroUSBポートとMicroHDMIポートがあり、側面にMicroSDカードスロットがある。
側面に電源ボタンとボリュームボタンが付いている。
GPS
入手直後、曇天、雨天が続き、全くGPSが測位されなかったので、カタログスペックと違いGPSがサポートされていないものと勘違いしていた。
その後、晴天が続いたので、ドライブ等したところGPS測位が出来ることを確認した。
GPS測位、性能
室内ではまず測位してくれない。また、曇天でも測位は難しいと思ってくれたほうが正しい。
晴天時に1日ドライブに出かけてAndroidアプリを試した結果は以下のとおり。
☆「Yahoo!カーナビ」や「Googleマップ」でカーナビ代わりに使えるかテストしたが、役に立たなかった。
☆「Run Keeper」などのジョギングアプリはGPS測位も出来、使用することが出来た。
☆「GPS Track Recorder」というGPSロガーアプリは問題なく利用出来た。
なお、GPS衛星は最大で12個同時に捉えることが出来たが、平均的には10個前後であった。
ベンチマークテスト
ベンチマークの定番アプリ「AnTuTu3D」でベンチマークテストを行った結果が以下。
スコア:23254(3D- UX11362 CPU8697 RAM3195)
※ローエンドタブレットにも関わらず非常に優秀なスコアだ。
初期設定
1)デフォルトで英語になっている。
2)「設定→言語と入力」から「言語」を「日本語」に変更。
3)「設定→日付と時刻」から「タイムゾーンの選択」を「日本標準時」に変更。
4)「設定→Wi-Fi」からWiFii設定を行う。
5)「GooglePlayStore」アプリで「Google日本語入力」をインストール、アプリの指示に従って設定する。
6)中華製の不要なアプリがあれば削除しようと思ったのだが、一切なし。
7)ランチャーをデフォルトのランチャーから好みのランチャーに変更。
※私はZenランチャーに変更。
8)念のため、無料で高機能(ただし広告あり)なウィルス対策アプリ「AVG AntiVirus」を入れてウィルスチェックした。
☆特にウィルスは検出されなかった。
☆リスクが2点発見され
1)「設定→セキュリティー提供元不明のアプリ」の「インストールを許可する」から「インストールを許可しない」へ変更。
2)「設定→開発者向けオプション→USBデバック」が有効になっているので、無効に変更。
※ただし、開発者向けオプションがそもそも無効になっているので、問題ないのだが…
9)既に上で記載しているが、約541MBのタブレット使用方法等の動画/画像ファイルがあるので一括削除。
10)自分の好きなアプリをインストール。
これで、ほぼ自分好みのタブレットが出来上がる。
実際に使ってみて
30分足らずで、自分好みのタブレットに設定完了した。
動作はサクサクで全く問題はない。
Amazonプライムビデオを動画再生では一番良く使っているが、綺麗に再生されて大満足。
WiFi接続も切れることなくしっかり電波を拾っている。
ROM(ストレージ)容量が少ないので、速攻でMicroSDカード32GBを挿した。
デフォルトのファイルの保存場所をMicroSDカードに変更すること。
※「設定→ストレージ」から「デフォルト書き込みディスク」をSDカードに変更。
フロントとリアカメラが面白い構成になっている。
画像は自撮りを優先して、フロントカメラの方が解像度が高くなっている。
動画は一般的にリアカメラを使うだろうと考え、リアカメラの方が解像度が高くなっている。
総評
Teclastは後発の中国系タブレット等のメーカーだが、最近は、低価格で高性能なものづくりを徹底している感じがする。
この価格でこのスペックは正直驚きだ。日本語化も簡単で、動作もサクサクなので今のところ不満はない。
入手して1ヶ月程度だが、現状不具合等も一切発生しておらず、大満足の一台となった。
以上