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Poeditを使って、日本語ファイルを作成する際の初期設定を、いつも忘れてしまうので、自分の覚書も兼ねて書き留めておく。
最初に、Poeditでpotファイルを作成する方法。次にPoeditでpotファイルからja.po/moファイル(日本語翻訳ファイル)を作成する方法を書き留めておきたい。
前回、poeditで日本語翻訳ファイルを作成するときの覚書(1/2)-potTファイルの作成で、potファイルについて覚書を作成したので、今回は、po/moファイルの作成について。
poファイルの作成
poファイルを作成する。moファイルは、poファイルを作成し、保存すると自動で作成される。poeditを起動する。
ファイル>POTファイルを元に新しいカタログを作成します…をクリックする。
前回作成したpotファイルを指定して、「開く」をクリックする。
カタログの設定が表示される。基本potファイル作成時と同じように記入していく。
翻訳の設定>プロジェクトの名前とバージョンに翻訳するファイルの名前とバージョンを記入する。
翻訳の設定>文字符号化法は、デフォルトのまま、「UTF-8(推奨)」で良い。
翻訳の設定>複数形に以下のとおり記入する。
nplurals=1; plural=0;
他の部分は空白のままで良い。
複数形については、英語→日本語の場合には、nplurals=1; plural=0;
日本語→英語の場合には、nplurals=2; plural=(n != 1);と指定する。
一般にpot/po/moファイル作成時には、英語→日本語の場合ということで
nplurals=1; plural=0;を指定すればよい。
ソースの検索パスを記入する。
potファイルを保存する予定の場所をベースとして、翻訳のソースとなるファイルがある場所を指定する。
ワードプレスのテーマなどの場合、po/moファイルはlanguagesフォルダに収められ、翻訳のソースとなるファイルは、languagesフォルダの親フォルダに収められているので、「..」と指定すれば良い。
新規項目をクリックして、パスを記入する。
ペースのパスはそのままにしておいてかまわない。
一度タブを移動して戻って、以下のように表示されているか確認する。
ソース中のキーワードを記入する。
ソースの検索パスの時と同じ要領で、新規項目をクリックして、以下を追加していく。_n:1,2
は複数形に配慮している。
__
_e
_n:1,2
_x
_ex
_nx
次のように表示されているか一度タブを切り替えて戻って確認する。
以上で必要事項を記入したので、「OK」をクリックする。
名前を付けて保存…が表示されるので、以下のように記入して「保存」をクリックする。
途中以下が表示されるが、そのままの状態で「OK」をクリックする。
これで、指定したフォルダにja.po/moファイルが出来上がっている。
以上